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医者が病室に入ってきた。
俺はいきなり怒鳴りつけた…
「よくも俺の足を…何で俺の足切ったんだよ!!」
「怒る気持ちもわかるがそれしか方法がなかった。君の足はかなり損傷していて、ほうっておいたら腐って命も危なかったんだよ…」
「嘘つくなよ!俺の人生を返せ!俺の足を返せ!!」
そんなこと言っても無駄ってことはわかっていた。でも認めたくなかった。足がないということは俺のバスケ人生の終わりを示すことになるから。
バスケは俺の唯一の生きがいだった…
医者にはリハビリを奨められた。
足がないのに?
リハビリしたところで俺に足が戻ってくるわけじゃない。
何よりバスケができなくなることが辛かった…。
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