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「ヒロ!事故にあったって聞いてお見舞いにきたんだけど大丈夫?」
彼女のレイが来た。
「…ほら俺の足を見ろよ」
「え…何これ?足が…ない…?」
「そうだよ!無いんだよ!わかったら帰れ!」
レイは帰っていった。
でも次の日またやってきた。
「ヒロ…。私考えたんだけど、もう別れましょ…。私ヒロを支える自信がないし…」
「いいよ…。じゃあ!」
俺は彼女を失った。
どうでもよかった。
もっとも足がない俺にレイは何の魅力も感じなかったのだろう。
もう何もいらない…。
死ぬことにした。
松葉杖をつき階段を登る。
やっと屋上についた。
「さて…飛び下りるか…。」
だがフェンスに登れない…。
何度登ろうとしてもこける。
「何で…何でだよ!…俺は死ぬこともできないのかよ…馬鹿やろう!!」
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