1.絶望との出会い…

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「ヒロ!事故にあったって聞いてお見舞いにきたんだけど大丈夫?」 彼女のレイが来た。 「…ほら俺の足を見ろよ」 「え…何これ?足が…ない…?」 「そうだよ!無いんだよ!わかったら帰れ!」 レイは帰っていった。 でも次の日またやってきた。 「ヒロ…。私考えたんだけど、もう別れましょ…。私ヒロを支える自信がないし…」 「いいよ…。じゃあ!」 俺は彼女を失った。 どうでもよかった。 もっとも足がない俺にレイは何の魅力も感じなかったのだろう。 もう何もいらない…。 死ぬことにした。 松葉杖をつき階段を登る。 やっと屋上についた。 「さて…飛び下りるか…。」 だがフェンスに登れない…。 何度登ろうとしてもこける。 「何で…何でだよ!…俺は死ぬこともできないのかよ…馬鹿やろう!!」
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