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母が何度もお見舞いにきた。だが俺は一言も喋らずひたすら黙っていた。
そのうちご飯も食べなくなると母は無理矢理食べさせようとする。
「やめろよババア!ウゼェんだよ!死ね!」
「ごめんねヒロ…。ごめんね…。でもお願いだから食べてちょうだい…」
母は何度も謝りながらご飯を食べるように言ってきたが俺はひたすら拒否した。
でもそれでも母は何度も何度もやってきた。
『何でこんな俺のために?』
俺にはそんな疑問もあったが深く考えもせず罵声を浴びせ続けた…
「あのさあ…マジで存在がウゼェ!目障りなんだよ!二度とくんな!」
この言葉が利いたのか母はこなくなった。
そして一週間後…
母が自殺した…
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