第Ⅰ部 第Ⅰ章イギリス激戦

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翌日……。 ダイン「良く寝たな…。それにしてもバルムンク?アロンディーン?とうとうルーラシアに着くぞ!」 確かにこの野営地を抜けてキングスカレッジでビザを発行して貰ってから西の王国ルーラシアに着くそうだ。 ツヴァイ「ダインおはよう。コーヒー飲む?」 ダイン「コーヒー?」 ツヴァイ「えっ!コーヒー知らないの?」 ダイン「記憶喪失だからな…。しゃーねぇ…ルーラシアに逢えば良い…タイミングだと思うな…。」 ツヴァイ「黒いオ豆の潰してこうやって火に焙るおいしいのよ!」 ダインにウインクしたツヴァイは、露出が派手な服を着ながらダインに近づいてこう言った。 ツヴァイ「こういう経験も必要なのよ。」 ダイン「…。胸を出して何の合図だ?」 ツヴァイは、馬を連れてインデックスを起こしてから三人共馬に乗ってルーラシアに向けて出発した! インデックス「キングスカレッジは、私の妹が働いてるけどここ何年話してないからね…。」 ダイン「つまり絶縁か?或いは、姉妹喧嘩ってやつか?」 インデックスは、馬に揺られながらダインに言った。 インデックス「はい…。絶縁です。妹は、ルーラシア三大司祭の一人で、とても私と肩に並べられない程力があります。だけど、ダーヴァンベルグは私達にアルラマのコンタクターを勝手に選んだどうしようもない母親なのよ。」 ダインは、頭を抱えて叫んだ! ダイン「うわぁぁぁぁ!や、止めろおぉぉぉ!」 「お前の記憶は、手始めに以前に取得していた技を思い出してやろう…。」 ダイン「誰だ?一体俺に何の用だ!」 「性別は、女。男達が、美人剣士に惹かれて馬鹿だと思うぞ。私と逢った記憶も忘れたのか?馬鹿な…サイラスと居たからな!」 ダイン「サイラスを悪く言うなぁぁぁ!」 ダインは、思わず叫んでしまって中に居る人達にクスクス笑いされた。 ツヴァイ「ダイン?ここは、キングスカレッジの宿屋よ。随分と魘されていた見たいよ。」 ヒルデガルダ「もう少しの看病だ。ダイン?随分と姉が世話になってて申し訳無い。」 ダインに頭痛に効く薬を渡してそのまま立ち去っていた。 ツヴァイ「明日の夜にはルーラシアに着きますからね。」 ダインは、ツヴァイの肩を使って起き上がりバルムンクを取って涙目で話した。
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