プロローグ~運命が導く黒き漆黒の剣~

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海岸…。 エメラルドに輝く海に白き砂丘…。 俺は、気を失っていた。 ただ…俺は、女性が近づい来るのを感じていた。 ツヴァイ[ダイン?貴方の名前なんでしょう?生まれは何処なの?] ダイン[……。] この反応にツヴァイは、ダインに乾いた布を渡してそっと馬に乗せた。 ザーロック[どこほっつき歩いている!隊長が行方不明になったと大騒ぎしてる!] こちらルーラシア王国の大佐マジョルカ・ザーロック殿。 後にコパン王国の騎士団の息子と分かり、ダイン達と世界を救う旅に出る。 幼い娘と奥さんの三人暮らしだそうだ。 ツヴァイ[ダイン!行きましょう。ねぇ?ザーロック大佐には私が、説得しますし、記憶喪失だけどさひょっとしたらあんた英雄じゃない?] 海岸から馬に乗せられてどこかの港町に着くまでツヴァイが、属性や契約者などどこかで聞いた事を聞いてきたので俺は、ツヴァイにこう言い返した。 ダイン[……聞いたな…。その属性や契約者とやらをだ、だけど昔の話になるのはよそう。] ツヴァイ[教えてよ!あんた何属性!あぁ…誰と契約してるの?] ダインを乗せた馬はルーラシアの玄関口のマーデル・リンクに到着した。 ツヴァイ[ここの司祭は位凄いからやってみないと分かんないでしょ?] ダイン[来たことにある…。あぁ…昔の話になるんだけどこのマーデル・リンクに来たことある!] こうして港町マーデル・リンクに着いたダインとツヴァイは、目の前に聳える神殿に足を踏み入れた。
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