最終章

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「ッ…まじで…体力落ちたな……俺ッ…」 たかが階段 たかが廊下 今の俺には母を尋ねて3千里だ… こんなに焦る必要はあるのか?? 電話一本いれたらどこで何をしてるかくらいわかるのに。 なのに俺はそうしない。 そう…あいつを信じているから。 「ッ…ハァ……」 会社を出たところで駐車場にとまる自分の車が目に入る。 俺はゆっくりと車に… そいつに近づいた。
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