恐怖への序章

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16才の夏… …あれは私がまだ何に対しても恐れをしらず、好奇心旺盛だったやけに暑かった年の夏の話。 私と友人のLは(Lは中学校からの悪友)何をするでもなく、私の部屋でいつものように無駄話で盛り上がっていた。 友人L:「なぁM!(Mは私)」 友人が語りかけてきた。 友人L:「何だか今日も暇な一日やなぁ」 私:「そうだなぁ~何か面白い事はないもんかね!」 そんなありきたりな話をしていた時、部屋の窓がいきなり開いたと思ったら、そこには先輩のH! 私の家は平屋の一階建てだったので友人は皆、窓から出入りをしていた。 先輩H:「お前ら、今日も相変わらず暇そうやなぁ!そんなに暇なら、何処か遊びに連れて行ってやろうか!」 先輩のHは私が小学校からの知り合いで当時よく一緒に遊んでいた。 この男の提案から私たちはあの恐ろしい体験をする事になる。
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