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鷹志は自慢の茶髪を一度右手でかき上げ、すぐに話しを続けた。
『あぁ!やっと認可が降りた。あの頑固学長。苦労かけやがって……』
光一は口元を少し上にあげ、笑いながら言う。
『ほんとやけに時間かかったよね。でもこれでやっと活動できるね?』
『あぁ、とうとう活動開始だ!ミステリー研究会!!
さっそく、百合(ゆり)達にも知らせてやろう!』
『うん!』
彼らが活動しようとしているのはミステリー研究会。
鷹志も光一も怖い話や心霊スポットなどが大好きで、この学校と街の心霊調査をするため、そして研究会結成するために今まで頑張ってきた。
研究会には学校から研究会費が下りて、活動がしやすくなるから、というのは内緒な話で……。
『これからは忙しくなるぞ!!』
と鷹志は右手を上げ跳びはねるような仕草をし、光一と二人で廊下に出ていった。
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