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景色が流れて、気がつけば辺りの景色は有名な高級住宅街になっていた。
葵「ねぇ、あんな大金出して私のこと買い取ってどうするつもり?」
?「さぁな。逆に聞くが、どうされたい?」
葵「えっ!?私は…」
?「特にないなら毎晩俺の性欲処理でもしてもらおうか」
葵「はぁっ!?あんた頭おかしいんじゃないの!」
変態発言に怒鳴った声にも見向きもせず、坦々と無表情のまま運転を続ける男。
?「冗談だ。俺は女には興味がない」
分かってはいても、全く女としても人としても興味を示してもらえないのが少し寂しかった。
この人は一度も私の顔を見て話してくれないのだ。
?「安心しろ、俺と過ごすのは今日だけだ。明日にでも兄貴の家に行ってもらう」
無表情のまま話すこの人は、ひときは大きなマンションの地下駐車場に車を入れると、鮮やかにバック駐車ん決めエンジンを止めた。
キーを抜いて、車を降りた。
?「早く降りろ」
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