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羽音を響かせながらオウムを追う三羽の鳥達が、前のめりに倒れている男の前に現れた。
三羽の内の白い鳥が男に問い掛けた。
「オイ、旅人、尋ねたいことがある。ここら辺りで派手な色のオウムを見なかったか」
その声に反応して男は顔をあげた。
「またか、これ以上生きるつもりはないのに、まだ僕を呼ぶのは何故だ?」
今度は三羽の内の茶色い鳥が言う。
「もし知っているのであれば教えといて損はないぞ。交換条件としてオマエの願いを叶えやる」
「水か? 食料か? それとも近くの街まで運んで欲しいか?」
合いの手を入れるように三羽の内の黒い鳥が馬鹿みたいな声を出す。
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