再開~第二章~

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僕はさみしいよ・・・ 「おいおい 何落ち込んでんだ?」 「黒夜か・・・」 黒夜と呼ばれた少年には、背中に大きな黒い翼がはえていた。 「なんだよぅ俺じゃ駄目だったか?」 「いや、そういう訳じゃないけど」 「とりあえず話してみろよ?」 「うん」 僕は話した。 久しぶりに、会った白斗のこと。 昔した約束のこと。 そして今日、白斗が僕に気づけなかったこと。 すると、黒夜がこう言った。 「俺ならあいつに姿を見せられるぞ?」 「・・・白斗にもう一度僕を見せられるかい?」 「俺様にいいアイデアがある。 任せとけって」 そういって黒夜は行ってしまった。 白斗には言わなかったけど、僕はこの木の精霊だ。 僕のことを純粋に信じてる人にしか見えないし、声も聞こえない。 きっと、このことを教えてなかったからほかの子と一緒にいた間に、精霊や妖怪のことを、信じられなくなったんだろう。
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