再開~第二章~

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もう、涙が止まらなくなっていた。 「…っく…ひっく…」 「…辛かったんだろ?」 「…ひっく…う…ん」 「今日は戻って休めよ」 そう言って黒夜は、僕の頭を数回撫でて、手の平に光の玉を出した。 「黒夜?」 「こんな時代だから妖力は落ちてるが、お前を送る位は出来るさ」 直後には、出した光の玉を僕の額に押しつけられていた。 「…っ!?」 気がつけば、僕は本体の御神木に戻っていた。 「送ってやったんだからおとなしくしとけよな」 「えっ!?ちょっ…待って」 「じゃあな」 黒夜はついでに御神木から、出られなくして行ったようだった。 「黒夜の奴…」 はぁ…と小さくため息をついたのだった。
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