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「つーか…ここどこだ?なんでこんなとこに…?確か、俺は…」
少年は記憶を探ろうとした。
しかし、記憶を探ろうにも何かが邪魔をしてギリギリのところで思い出せない。
ズキッ…!
不意に頭に裂けるような激痛が走った。
「つっ…なんだ…これ…!?かっ…はっ…!
はぁ…はぁ…
…ふぅ。くそっ…何だってんだよ」
少年は、その場に片膝をつき、いまだに痛む頭をさすった。
「まいったな…
なにも覚え出せない。
ロクサス…
そうだ、俺の名はロクサス。
そして…
そして…なんだ?
…駄目だ、何にも覚え出せない…
どうなってんだ?
なんでこんなとこに…
それに、なぜ名前以外の記憶がない…」
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