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†怜が気絶しているとき†
ん…ここは…
怜は龍人の子供を治癒しリュウロンの報告している途中で倒れ気がつくと、スターシアに来た時の夢で見た場所に来ていた
《お兄ちゃん…やっと会えたね…》
「君はあの時の…」
《クスッ…お兄ちゃん覚えててくれたんだ。》
「勿論、あの時君は何かをする途中だったからな。」
《うん、僕はお兄ちゃんから預かってた"モノ"をわたすよ。》
「魔眼か…」
《うん、僕を解放したことで片方の魔眼が覚醒したんだ。でも未完成だからお兄ちゃんは倒れたんだよ。》
「やっぱり無理があったのか…」
《なんだ…気付いてたんだね、お兄ちゃんの両目は魔眼、今覚醒してるのが森羅万象の【天使眼】そしてこれから覚醒させるのが森羅万象の【悪魔眼】》
「対極の目か…」
《うん、この【悪魔眼】が覚醒したらお兄ちゃんは完全に自分の力を制御し覚醒させたことになるよ、でも…この【悪魔眼】は【天使眼】の治癒と再生とは真逆の死と侵食…覚醒に失敗したらお兄ちゃん自身が侵食されて…最後は無に帰る。》
「無…?」
《うん、無…だよ。お兄ちゃんが存在した事全てが無になるんだ。それでもお兄ちゃんは覚醒させる?》
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「…俺には…やらなきゃいけない使命があるんだ。…俺は継承者虹の意志を継ぐ者なんだ。」
《その意志があれば大丈夫。頑張って耐えてね?》
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