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翌日
結局クリエラ達は帰って来なかった
怜はクリエラ達が帰って来なかった事を寂しく思い、また地球からスターシアに来たばかりの自分を受け入れてくれるのだろうか、と考えてる内に完全にマイナスモードになって居る怜を見かねて、妙が気持ちを落ち着かせる為に馬車で行ったらどうかと、提案してきたので、雅斗は賛成し馬車で街に行く事になった。
馬車の中
怜「親父…親父は俺が総帝に就くことをどう思ってんだ?」
怜の気持ちは優れないまま馬車は街に向かっていたが怜が突然消え入りそうな声で雅斗に問いかけ今にも泣き出しそうな顔をしていた
雅斗「炎帝としての俺は総帝としてのお前を認めているから賛成、怜の親父としての俺は息子としてのお前が危険に晒される事は反対だ、地球に避難するぐらいな。」
雅斗は初め真剣に、最後は微笑んで話した
怜「…めんどくさいな。その感情は何対何でどっちが優勢なんだ?」
雅斗「…5.5対4.5の割合で賛成だ、これでも戦闘貴族だからな我が家は。」
怜「たった0.5か…」
雅斗「不満か?」
怜「俺は中途半端が嫌いだ、1か0それ以外はない、親父が俺を心配してくれるのは嬉しい…だけど5.5の信頼じゃ不安定なんだ…」
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