やっぱりクソじじぃっ!

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「皆さんこんにちは…わ、私は今日からお世話になり…よ、よろしく頼むむむ…」 ダメだっ! 「できねーっ!できっこねーっ!」 レイが覗き込む。 「ダメよ葉子ちゃん…もう一度。」 これはイジメだ… いや、拷問だ… 何で俺が… 「んもう…裕太くんっ!真面目にやらなきゃダメでしょ…ぷっ。」 … 「レイ…今笑ったろ?」 レイは慌てて首を横に振った。 「ううんっ!レイの大事な旦那様が一生懸命やってるのを笑うわけが…」 「レイ…」 「お腹痛い…」 悪夢だ… 俺は鏡に映った女を見てため息をついた。 鏡の中の女もため息をついた… 女になっちまった… あのクソじじぃ… 何が「下界へ行ってのんびりしてこい。」だよっ!? 変だと思った… レイと一緒に新婚旅行のやり直しとかなんとかうまい事ほざいて… 「なんで俺が女にならなきゃいけねーんだっ!」 レイを横目で見た。 「まぁまぁ…」
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