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「全ては情報だ。」
情報?
「入って来なさい。」
親父さんの声に答えるようにドアが開いた。
「失礼します。」
そこにはキャシーが立っていた。
「キャシー……もう大丈夫なのか?」
「はい、レイさん始め女神様たちのおかげです。」
レイはキャシーを見て微笑んだ。
その微笑を見てキャシーも笑顔を見せた。
「さて、キャシーが来たのは新しい任務でだ。」
新しい?
「また何か起きたのか?」
キャシーは首を横に振った。
「いえ、そうならないようにするのが私の新しい任務です。」
よくわかんねー……
「つまり?」
親父さんの説明が始まった。
「事件はできるだけ未然に防ぎたい……それが今回の一件で切実に感じた事だ。」
そりゃあれだけの人が殺されたんだ……
「実は新しいレーダーが開発された。」
開発って、まさか……
「里沙、涼、入りなさい。」
今度は里沙と涼が何やらでかい機械を押しながら入って来た。
「ひょっとして会議室の外で待ってたのかよ?」
俺はドアを開けて廊下を見渡した。
「大河……いねーか。」
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