始まり始まりと言う名のエンド

12/16
前へ
/16ページ
次へ
男A「おう、あがってくれ」 妹「あ、C先輩いらっしゃいです」 男C「悪いな。邪魔させてもらうよ」 妹「いえいえ~あ、お兄ちゃん、私コーヒー淹れてくるね」 男A「ああ、ありがとな」 男C「ところでA」 男A「なんだC」 男C「さっきから何か視線らしき物を感じるんだが…」 男A「…気のせいだ、絶対気のせいだ」 男C「妹さん、ひとりにして大丈夫か?」 男A「戸締りは完璧だ…頻繁にチェックしてる…チェックしてるんだ…」 妹「はい、どうぞ♪C先輩はブラックでいいんですよね?」 男C「あ、すまん」 男A「ああ、わかった」 男C「…すごくいい子…だな」 男A「やらんぞ」 男C「…今は自分の身だけで精一杯だよ。ところでA」 男A「なんだCよ」 男C「やっぱり視線を感じるんだが。あのカーテンの向こうから」 男A「絶対に気のせいだ。間違いなく気のせいだ。気のせいにしろ。気付くな。フラグが立つ」 妹「お兄ちゃん、お友達さんがきてるよ?」 男B「いよー!メンゴメンゴ。遅れちまったーい。なんだよ暗いな…カーテン開けろよ、まだ昼間だぜ」 シャ!! 女A「…どいてほしいな、その邪魔な腕刺すよ?」 女B「いいよ?刺しな。絶賛録画中だからそのまま垂れ込んでやる」 女C「静かにしてくださらない?貴女たちのせいでばれたらまとめて遭難させますよ?」 妹「てめえら警察呼ぶぞ」
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

270人が本棚に入れています
本棚に追加