変革する世界

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俺は、よく思う。人って、普通に生活していた方が幸せだと。金持ちが裕福に暮らしてるのを羨ましがる人がいるが、いざ自分が体験すると、しっくりこない事がある。今の自分が幸せだと思えば幸せなんだろう。 登校中に変な事を考えてると、歩いてる俺の後ろから肩をぽんっと叩いた。 山田「一緒の高校に入れてよかったな!」 総多「まずは、挨拶だろうが。」 相変わらず元気だ。いや、高校が決まっていつもよりテンションが上がってる。 山田「今日は4時間しかないぜ!ラッキーだな!」 総多「そうだな。卒業式の準備とかで早いんだろうよ。」 適当な事を言って話を盛り上げた。 自己紹介がまだだったな。俺は杉本 総多。そして、隣にいるのが山田。いつも山田しか言ってなかったからなぁ。名前がわからない。 受験も終わり、2日後の卒業式を待つだけだ。 そして、学校に着いた。 山田「でも、金とか大丈夫かよ?親がいないんだろ?」 いや、いないわけではない。ただ、外国に住んでいるだけだ。仕送りは貰ってる。 山田「まぁ、がんばれよ。」 適当だ。絶対、人の事なんか考えちゃあいない。
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