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すべての動きがスローモーションに見えた。極道達がピストルやらバズーカやらを撃つモーションまでゆっくりだった。するとまたピコの声が聞こえてきた。
【…どうしたのー?元気ないねー死にそうだねー。】
「んだよ…またお前かよ…」
またピコが現れた。でもオレは話す余裕すら無かった。
【まだ死にたくないでしょー?】
ピコが嫌らしく笑った。
「はっ。つまり助けてやるから晩餐界を救えってか?」
【さすが京紫朗君だねー。どうするー?このままじゃ死ぬよー?】
「はぁー。悪魔かよ…しょうがねー。その条件、飲もうじゃねえか。」
【やったー!!!!!じゃあ助けてあげるね!!!!】
オレは人生で一番の選択をした気がした。
そしてオレの体が光に包まれた。
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