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『あら…ピコ。久しぶりねぇ。』
「やぁおばあちゃん!!一回死にかけたけど何とか生きてた!!」
パソコンの画面の向こう側に居るのは白いソファに架けてDSに熱中している一人の老人だった。
名前はサリア・レトリック
晩餐界の第63代目の女王にして、生ける伝説と化した魔法使いでもある。
そしてピコの祖母に当たる。
『そうかぃ。まぁ生きてたら何でもいいわよ。それで何か用でもあるんかぇ?』
「うん!!ちょっと報告しにきただけ。」
『そうかいそうかい。報告ってのはなんだい?』
ピコはサリアに向かって今まであった事を話した。
しかしサリアは相変わらずDSをつついている。
『ピコだったのかぇ…私の杖を勝手に持ち出したのは…』
「ごめんねー💧でも杖のお陰で京紫朗くんにも会えたしさぁ…これで許して💦」
『まぁいいわ…ただし…気を付けなさいよ…使い過ぎたら…いくらピコでも…消えちゃうわよ。』
サリアはDSを閉じて真面目な顔をして言った。
しかしピコは分かっているような顔をしていた。
「…大丈夫。任せといて。」
そう言うと通信が切れた。
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