〇、政略結婚

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  「ああ、そうだったな。そういえば…朧は隋楠の使者がいつ来るか、知っているか?」 「はい。3日ほどで」 「3日!?そんなに早いのか!?」 「篶歌様が承諾する前から隋楠に知らせてあったので」 なんだ、3日でつけるわけじゃないのか。それだったらどんな道で来れたのか知りたかったのに。 篶歌は能天気な事を考え、ふと、大きな問題が頭を過った。 「朧、どうしよう…私、隋楠語が話せない」 「多分そうじゃないかと思いました。俺が教えますよ」 「ありがとう」 とりあえずは一安心。さて、残りの3日で荷物も纏めておかないと。 しかし、使者はどれくらい滞在していくのだろうか。数日なら隋楠語を学ぶのはかなり大変そう。
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