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「さっきの質問! 精霊って何なのか教えてよ」 空は精霊の事が早く知りたくて 少し強く行った。 「嗚呼… そう言えばそんな質問されたか…」 少年は頷き、空を見た。 「精霊とは 自然界における全ての万物に宿る心が具現化したものだ。 その中でも人型を取る精霊を最上級、Sランクと言う。 因みに下から 下級、中級、上級、最上級 Cランク、Bランク、Aランク、Sランクに分けられる。 精霊の生き方は大きく2つ、 1つ目、人間に召喚されて使役として人間の我が儘に付き合わされる。 2つ目は、自分の認めた妖精に仕える。 まぁ、大多数は1つ目だな… 下級や中級は殆ど召喚されて契約を無理矢理交わせられる。 上級や最上級は力があるから自分の認めた奴しか契約しないが…」 つらつらと説明して 少年はふぅと息を吐いた。一気にしゃべったのが疲れたのだろう。 「人型が最上級って事は貴方もSランクなんだ~ 凄いね!」 不思議な事だらけだったが、 空からしてみれば非常に面白い話だ。 それに目の前に居るのが精霊ならばSランクの精霊と言う事になる。 そんな少年を空は、キラキラした目で見ている。 「まぁ…そこら辺に居る下級よりは役に立つぞ」 少年は照れながらも胸を張っていた。 「精霊はなんとなく分かったけど…妖精って?」 その言葉を聞き 少年は説明し出す。 .
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