664人が本棚に入れています
本棚に追加
「……///」
少年は顔を真っ赤にして空から目を離した。
「…あ…
僕もうそろそろこの森出なきゃ」
兎に角こんな場所ずっと居る必要はないと考え
人が暮らしていそうな場所に行くことにした。
「…ッお前一人では無理だ!」
いきなり少年は怒鳴った。
そんな少年の行動に驚き空はポカンと間抜けた顔をした。
「……でもココにずっと居る訳にはいかないから」
ね?と空は微笑んだ。
「心配してくれたのかな?
心配してくれてありがとな」
空はバイバイと手を振って身を翻す、がその手を少年にパシッと掴まれた。
「……?
どうした…?」
少年は渋い顔をしていたが
直ぐに跪いた。
ギョッと空は少年を不思議そうに見る。
「俺は水の精霊…
〝水の王〟
アクア=ウンディーネ=ロネリエル」
突然、自分の名前を名乗り始めた少年にびっくり仰天する空。
「アクア=ウンディーネ=ロネリエルは、貴方に忠誠を誓います」
空は勝手に忠誠を誓われてしまいおろおろする。
「えっと…
何て呼べばいいかな…?
アクア?ウンディ~…?それとも
ろね…何とか?」
全部覚えられる誤魔化しながら訪ねた。
.
最初のコメントを投稿しよう!