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涙を流した少年が公園に居た。
少年の容姿は5歳くらいの子供で、少しツンツンした黒髪に、
日本人離れしているきれいな空を映したような瞳が印象に残る少年だ。
「うぐ……ぼくはにんげんだよ…
みんなと…っヒック…おなじだよ?」
少年は一人、ただ悲しみに暮れて涙を流し叫んでいた。
「ぼくを…きもち…わるく……
おもわないで…」
みんなはなれないで
少年には痣があった。
こんな小さい子供のなかにもイジメはあるのだ。
少年は外国人でも見たことがないような色の綺麗な瞳をしていた。
青い瞳の外国人は居るが、こんな瞳の色は不自然なのだと人々は言う。
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