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    トボトボと職員室に向かう     ガラッ     リヨ「失礼しまーす…」     先生の元へ行くとグチグチと説教が始まった     …あぁ     早く携帯返してくれないかな…     ガラッ     ふと開いた入口を見ると秋先生が来た     Σあっ…     怒られてる所見られたくないなぁ…;     バレないように下を向いていると先生に話しかける秋先生     アキヒト「ちょっとすみません。このプリントを…」     センセイ「あぁすまなかった。ありがとう」     チラッと顔をあげるとバッチリ秋先生と目が合った     アキヒト「佐桐、何やらかしたんだ?」     口端をクイッとあげて楽しそうに聞く秋先生に呆れたように事情を話す先生     センセイ「さっきの時間、携帯をいじってたらしくて、没収したらメールだけ読ませて!!って言いましてねぇ」     Σちょ!!そこ言わなくていいからっ     ボッと赤くなる顔に気付いた秋先生はクスクスと肩を揺らして笑っている     センセイ「笑い事じゃないですよー…」     アキヒト「ははっそうですね。けど佐桐も反省しているようですし、そろそろ返してあげてもいいんじゃないですか?」     真っ赤な顔で俯いていると目の前に携帯を突き出された     センセイ「今度から気をつけなさい…」     Σやった!!     リヨ「はいっ!!失礼しますっ」     私は携帯を受け取ると先生と秋先生にペコッと頭をさげパタパタと職員室を出て行った    
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