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｢うおぁっ!!?｣
ドアに凭(もた)れていた俺は、背中から倒れ込んだ。
｢きゃっ!! お兄ちゃん大丈夫!?｣
｢いってぇ～……なんで鍵が開いてんだよ!!｣
ガチャ。
｢あらあら、無残な登場シーンね☆｣
玄関のドアが開き、一人の少女が出てきた。歳は……同じくらいだろうか。
｢ちょっ、誰ですか……? ここって、俺達が引っ越してくる家……ですよね?｣
その少女は、満面の笑顔のままで答える。
｢まぁ……一応、そんな風なところ、ね｣
一応!?
とりあえず意味が分からない……
｢えーと、ほとんどあなたの言いたいことの意味が分からないので、あなたが何者であるかということを含めて説明をいただきたいのですが……｣
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