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『5個か~、まぁあのレベルじゃ仕方ないか』
フェルが呟き、ブローチが輝いた。
そして、5個の欠片が吸収される。
ブローチは淡く光ると、ほんの少し光沢が増えた。
「案外弱かったからね。でもこれで、丁度600個集まったじゃん」
『だな。そろそろ、融合解いていいか?』
「あ、ごめん忘れてた。――融合解除」
ライナの体が光に包まれる。
光が消えると、そこにはさっきの白い服ではなく、黒と白の短めのローブを水色の長袖の服の上からつけ、青いスカート、黒いブーツ、そして青い布で髪を結んでいるライナがいた。
腰のベルトの下辺りに、ダイヤ型のブローチがついている。
その隣には、金髪に金の瞳の少年がいた。
紺色のズボン、長袖の水色のシャツの上からは白い半袖の上着。上着には金色のラインとダイヤ型のブローチが付いている。
ズボンの左右にはチェーンが下がっていた
そして、明らかにズボンは少年にあっておらず、かなり長かった。
何より背中には、彼が妖精であることを示す透明な羽根が合った。
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