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ライナとフェルはそれぞれ15歳であるため、学校に入って3年目である。
この年ですでに600個の欠片を集められているものは少なく、優秀な部類に入るのだ。
また、飛び級もあり、優秀だったり、貴族のコネがあったりすると、飛び級が可能である。
学校は全寮制であり、学校の周りにはたくさんの寮がある。
それと同時に色々な店もあり、大きな街のようになっている。
生徒達は周辺の店で買い物して自分で料理したり、外食して生活している。
お金は親からの仕送りがほとんどだが、バイトをして生計を立てている生徒も少なくない。
朝から賑やかな街中を歩き、学校に到着した。
正門には“妖精騎士育成学校メーデル校”と書かれた立派な看板がある。
かなり歴史ある雰囲気を漂わせた門を抜け、校舎に入って行く。
ちょうど、朝礼の15分前だからか、多くの生徒がいた。
「今日1限目なんだっけ?」
「魔法史。…時間割してないの?」
「国語と数学と魔術学以外は起き勉!宿題でたら別だけどさ」
さすがフェルだ。
呆れて掛ける言葉もない。
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