プロローグ

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魔力がないと存在を保つことができない“精霊” いつしか魔力を持つようになり、新たな魔法を作り出す“人間” 両者は協力しながら平和に暮らしていた。 しかし、ある日黒魔族が精霊の王都を攻めてきた。 精霊達は必死に戦った。 魔法を駆使した戦いは、精霊に有利かと思われた。 ところが、黒魔族は「精霊の魔力を永遠に奪う」という呪いを作り上げた。 呪いによって精霊は魔力を失った。 魔力がなければ存在することができない。 精霊達は自らを守るため禁断の魔術を発動させた。 ―人間の魔力を奪う魔術― 人間の魔力によって精霊は存在を保つことに成功した。 魔力を奪われた人間は魔族に狙われ始めた。 精霊は人間を助けようとしたが、本来自分の魔力でない人間の魔力を扱うことができなかった。 その時一人の精霊が言った。 「我々と人間が融合すれば魔法が使えるのではないか?」 その考えは正しかった。 精霊はいつしか妖精と呼ばれるようになり、人間と妖精の一時的な融合状態を“妖精騎士”と言う……。
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