6人が本棚に入れています
本棚に追加
魔力がないと存在を保つことができない“精霊”
いつしか魔力を持つようになり、新たな魔法を作り出す“人間”
両者は協力しながら平和に暮らしていた。
しかし、ある日黒魔族が精霊の王都を攻めてきた。
精霊達は必死に戦った。
魔法を駆使した戦いは、精霊に有利かと思われた。
ところが、黒魔族は「精霊の魔力を永遠に奪う」という呪いを作り上げた。
呪いによって精霊は魔力を失った。
魔力がなければ存在することができない。
精霊達は自らを守るため禁断の魔術を発動させた。
―人間の魔力を奪う魔術―
人間の魔力によって精霊は存在を保つことに成功した。
魔力を奪われた人間は魔族に狙われ始めた。
精霊は人間を助けようとしたが、本来自分の魔力でない人間の魔力を扱うことができなかった。
その時一人の精霊が言った。
「我々と人間が融合すれば魔法が使えるのではないか?」
その考えは正しかった。
精霊はいつしか妖精と呼ばれるようになり、人間と妖精の一時的な融合状態を“妖精騎士”と言う……。
最初のコメントを投稿しよう!