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「アリアも毎日よくやるわね…」
「だって好きなんだもんっ♪」
ライナ、思わず苦笑い。
今、さらっと告白しましたよね?アリアさん?
アリアの素直さと言うか単純さにどう反応したらいいか、わからない。
呆れたような感心するような、色々な感情が心の中を渦巻いている。
あれだけばか正直に慣れたら苦労しないだろうか、など考えてしまう。
告白されたであろう本人は、酸素を体内に取り入れることで精一杯。
誰の声も耳に入らない。
すなわち、無意識の内にしかとしているのだ。
「はぁい!出席取るから席に着く!!」
高いトーンの声が教室に響き一人の女性が中に入ってきた。
生徒達はがやがやと席に向かう。
どうやら、ホームルームが始まるらしい。
女性は教卓の前にたつと、出席簿を開いた。
空いている席を確認しながら、ペンを動かす。
彼女は、ライナ達のクラスの担任である、マリネア・ウォルティだ。
青い髪と青い瞳が印象的で、生徒からの信頼も熱い。
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