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「あら?」
テンポよく動いていた、ペンが突然止まる。
マリネアの視線の先には、空席が2つ。
つまり、まだ来ていないものが2人居るのだ。
「ブリズ君とショッキネス君がまだね…どうしたのかし…『おはようさんっ!』」
マリネアの声を遮って、白髪の少年が教室に滑り込む。
その後ろには背の高い茶髪の青年。
空席にいるはずだった2人のようだ。
「いやぁー寝坊してもうたー。
でもギリギリセーフみたいやな」
にかっと笑顔を浮かべる。
「いいえ、もう出席とってるからアウトよ。
クリア=ブリズ君、サンディクヌ・ショッキネス君」
「えぇー急いできたのになー。
セーフにしといてよ、ウォルティせんせー」
「クリア、決まりなんですから我慢してください」
駄々をこねる、クリアに冷静な一言を放つ、サンディクヌ。
クリアは一瞬不満げな顔をしたが、仕方なく席に向かった。
がたんと椅子が動く。
(クリアの方言が意味不明ですが大目に見てくださいm(__)m)
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