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「どのみち、今回はナイルアが引く番よ」
そう言って、ライナはナイルアに視線を送った。
それに気付いたのか、ナイルアは腕を組み、何か考え始める。
「ナイルア、どうしたの?」
ダキュネスが話し掛けても、ナイルアは考え込んだままだ。
いったいどうしたのだろう。
「おーい、ナイルア~?」
「…よし」
フェルが呼び掛けて数秒後、小さく言葉を発した。
「この前、ライナがくじ引いて、なかなか良いミッションだったから、今回もライナが……「却下。イヤだ」
ことごとく、言葉を遮られる。
「あたしがリーダー引き受けたとき、くじは交代で引こうって決めたでしょ?
ナイルアサブリーダー」
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