2.学校生活

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ミッションのくじ引きは無駄にプレッシャーがかかる。 このくじによって、どれだけの欠片が集められるかが決まってくるのだ。 ミッションの難易度が高いほど集められる欠けらの数は多くなる。 しかし、その分危険も多くなる。 難しいところなのだ。 「中の上ぐらいのミッション当ててね」 「…他人事だからってな………」 ライナはニヤリと笑うと、ナイルアの肩を叩いた。 「まぁ、何かあってもナイルアが何とかするもんね♪」 「ライナ、何が言いたい………?」 ナイルアが何とかするもんね。 すなわち、ナイルアが何とかしろ。 という意味だ。 睨み付けてくるナイルアの視線を無視する。 ライナはふふん♪と笑いながら、教科書を眺めていた。 「…ライナ………」 何も言えない。 というか、少し呆れる。 とにかく、ライナはほっといて、くじ引きの事を考えよう。 ただ、くじ引きをするだけ。 たったそれだけ。 だから大丈夫。 妙なプレッシャーから逃れるかのように、ナイルアは自分に言い聞かせた。
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