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グレイの海に
堤防から足を投げて貴方を想う
白い息が行方のない私をかばう
夢の中まで姿を現すなんて許してください
彼女を憎んだりしたくはないのに
好きだよ
なんて
言わないでください
夢だったんだ
なんて
気が付いて
何だか
海に来てしまいました
そうしているうちに、上手に呼吸をしている悲しい私に出会いました
そして、明日への新しい私が少しでも笑っていますようになんて、願ってしまいました
そんな私に
また
だから、お前が居ないとダメなんだなんて
勝手に言わないでください
今更だけど気付いたよなんて
無責任に言わないでください
ゆっくり
波の行方を追ってしまう瞳がややこしい
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