第1章 異次元からの訪問者

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「あー……どうもです。今後ともよろしく…………あ、眠いんで寝ますね」 そう言って再び部屋の中へと戻っていってしまった。 「今のが柊茜の弟、柊蒼矢だ。何かしらで君に絡んでくるだろう」 その後、その隣の部屋に案内されあ。 寮という割には充分な広さがあり、快適に過ごせそうだ。 「その大きな四角い箱は何です?」 「開けてみればわかるさ」 「このスイッチは……?」 「照明だよ」 生活体系が違う世界から来たため、ハルトにとってここは未知の領域だった。 電化された様々な装置。 同じようなものがデオブロマにも確かに存在するが、ここまで便利なものではない。 何かと制約がある。 「じゃあ、また明日。明日から10時に下のオフィスに集合な」 「はい。わかりました」 こうしてハルトの1日目は終わった。  
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