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警備員室では、柊茜がゲームをしていた。
過去の戦争を題材にし、その中で戦術を使って幾多の戦いをくぐり抜けて行くものだ。
これが最近はこの学園の見回りをするのに役立っている。
ただでさえ広いこの学園を、少ない人数で立ち回るにはそれなりの戦略が必要だったのだ。
実際、最初は戦略力強化のために始めたゲームだったが、今やただの娯楽のために使っている。
「げ…………そこで1個師団が出てくるの?」
「何やってるんです?」
「あ、ハルトくん。おはよう。まだ10時じゃないけど?」
「いえ……暇ですし…………それよりも学校はないんですか?」
「サボりよサボり。あそこに行くよりここでゲームしてたほうが楽しいじゃないの」
「そんなものですかね…………」
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