*ひとり

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ひとりが怖いわけじゃなかった あなたも 彼も 彼女も 誰もかもいないのに それでも感じる温もりが怖かった ひとりになることよりも あなたが当たり前のように 私の中に存在していることが怖かった ひとりになってしまうより ひとりが何か分からない自分が怖かった 決してひとりになりたいわけじゃなくて。
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