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ロクサスは家を出た後、迷いの森に来ていた。
「あんな家から出れて良かったって、あれ、何でだろう?涙が出てくる。」
「大丈夫か?」
いきなり後ろから声がした。
「誰?」
ロクサスは後ろを振り向くと黒鱗で黄金の瞳の龍がいた。
「我か?我は真龍バハムートだ。」
「真龍バハムート?」
ロクサスは首を傾ける。
「そうだ。お前は何故泣いている。そして何故ここにいる?」
「泣いている理由はわからない。ここにいる理由は家を追放されたからだ。」
「何故追放されたのだ?」
ロクサスはバハムートにこれまでのことを話した。
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