第二章 出会い

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聖暦2008年 「次は王国に行くか。」 一人の黒髪黒目で和服を着た男が歩いている。 「そこにいる人間。」 「なっ、ドラゴン!?」 男は驚く。 「我が名はバハムート。人間よ、汝は何故ここにいる?」 「俺の名はウェン。ただの通りすがりだ。」 ウェンは冷静に言った。 「良い目をしている。頼みがあるのだがこの子を連れていってはくれぬか?」 火のような赤い髪、ルビーのような紅い瞳のロクサスが出てくる。 「いいけど、人間か?」 ウェンは頭を傾げる。 「ロクサスと言います。よろしくお願いします。」 ロクサスは律儀に言った。 「あぁ、よろしく。で、バハムートはどうする?」
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