第一章 捨てられた日

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ミーティア家本館 廊下 「何でおにぃ、あんたがここにいるわけ?」 リリスはお兄ちゃんと呼ぼうとして途中で変えた。 「それは親父に呼ばれたからだ。」 「そう、珍しいわね。まぁ、私はあんたみたいに暇じゃないので失礼するわ。」 リリスは今日でお別れになるとは露も思わずいつも通り言った。 「くっ、行くか。」 ロクサスは悲しそうにセシルの部屋へ向かう。
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