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ヒラヒラ。
ヒラヒラ。
舞い落ちる雪は景色を白く染め上げていく。
賑やかな光りの中幸せそうに鳴り響くジングルベル。
幸せそうに笑いあう人々で溢れてる中、一軒だけ違う家があった。
温かい部屋の中。飾ってあるツリーは黒々とした血がかかり。
窓、壁には誰の血かも分からない程、血しぶきが染まっていた。
床には血で紅く染まって倒れている男女がいる。そして男女を呆然と見つめている少年が一人。
「……母さん…父さん…」
ゆっくり顔を上げた少年の顔には二人の血が付いていた。
窓から見える景色は雪の白さと血の紅さが鮮やかで綺麗すぎた。
テレビからは楽しそうなジングルベルが流れている。
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