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慶吾「この紙に自分のプロフィールと10年後の自分への手紙、それから今の想いを書こうぜ。」
慶吾はあらかじめ用意してあった便せんをみんなに配り、元気に言った。
直哉「…想いって?」
首を傾げる直哉を見ながら、千花も頷く。
慶吾「想いってのは~…将来こんなんになりたい!とか、学校楽しいだとか…好きな奴のこととか。」
ドキン......
私は子供ながらに、慶吾のその言葉に胸を高鳴らせた。
直哉「へぇ~。じゃあ俺、将来消防士になりたいんだ!」
千花「私は看護士さん♪」
慶吾「言うんじゃなくて書くんだよ!(笑)」
みんなで笑い合う中、私は震える手で便せんに"想い"を綴った。
私の想い…それは…
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