1709人が本棚に入れています
本棚に追加
それからと言うもの、私達は時間さえあれば一緒にすごした。
慶吾「今日何するー?」
直哉「サッカーしようぜ!」
千花「え~!千花カラオケ行きたい。」
伊織「買い物は?」
まるで、慶吾が引っ越してしまうことが嘘であるかのように、私達は毎日毎日、4人ではしゃいだ。
でも、限られた時間の中、心のどこかで焦りがあった。
もっと楽しまなきゃ…
もっと思い出つくらなきゃ…ってーー…。
慶吾「伊織!ほら行こうぜ!」
ぼぉっとしていた私の手を取り、慶吾がいつものように明るい笑顔を見せた。
伊織「…うん!///」
私は手を繋いだまま、慶吾と走った。
このまま、時間が止まってしまえばいいのにーー…。
今この時、4人の気持ちは一つだったに違いない。
"ずっと、一緒にいたい"
しかしタイムリミットは、もう明日に迫っていた。
.
最初のコメントを投稿しよう!