第一章

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目の前が真っ暗になる。 いや、真っ暗ではない。 赤みを帯びた闇。 これは目蓋の裏。 痛みはない。 まわりではまだガラスの落ちて割れる音がする。 音が止み恐る恐る目開ける。 そこには黒づくめの人が背中を向けて立っていてその上にはガラスの破片が浮いていた。
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