第二章

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炎の熱が唯一肌を露出している顔に伝わる。 「やっぱり無理」 骸骨女は不満そうな顔でそう言う。 「発動ワード無しにしますか?」 銃から低いトーンの機械音声がでる。 「そうして」 骸骨女がそう言うと銃からピピッと音がなる。 するとすぐさま銃口を俺に向ける。 一発、二発、三発。 鈍い音を響かせた。 当たりはしなかったが着弾地点があまりにも近い。 俺はさっきの火柱を思い出した。 「ヤバい!!」 目の前が赤くなった。 熱が俺を襲おうと広がる。 そのとき、赤色に黒の縦縞が入った。 黒のコートに低い背。 それはさっきの彼女だった。
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