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炎の熱が唯一肌を露出している顔に伝わる。
「やっぱり無理」
骸骨女は不満そうな顔でそう言う。
「発動ワード無しにしますか?」
銃から低いトーンの機械音声がでる。
「そうして」
骸骨女がそう言うと銃からピピッと音がなる。
するとすぐさま銃口を俺に向ける。
一発、二発、三発。
鈍い音を響かせた。
当たりはしなかったが着弾地点があまりにも近い。
俺はさっきの火柱を思い出した。
「ヤバい!!」
目の前が赤くなった。
熱が俺を襲おうと広がる。
そのとき、赤色に黒の縦縞が入った。
黒のコートに低い背。
それはさっきの彼女だった。
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