第三章

7/8
前へ
/89ページ
次へ
俺は現在地がわからずウロウロしていた。 この寒さで体力と体温が奪われる。 寒い。 やっと看板を見つけて場所を確認する。 アパートから5キロも離れていることを知った。 行けるか? いや、そんな問題じゃない。 行かないといけないのだ。 1時間かけてようやくアパートについた。 俺は、彼女を布団の上に乗せるとドスンと床に座り込んだ。 そして、今までの事を考え始めた。 いきなり現れた彼女達。 怪人X事件。 そして、魔法。 あまりにも日常から離れ過ぎている。 俺はハッと思い出す。 そして苦笑いをした。 悪い、坂田。 フィギュア燃えちまった。 彼女はまだ眠っている。
/89ページ

最初のコメントを投稿しよう!

31人が本棚に入れています
本棚に追加