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「特殊?」
彼女は軽く頷いた。
「普通は自然魔法の被害を受けた人を対象に救出するの。」
「自然魔法?」
「自然魔法については後で説明するわ。今の君立場は例えば…」
彼女は少し考えて答えた。
「凶悪殺人犯の顔を見た哀れな一般人、てところね」
恐らく他人事ならば俺は「そのままじゃねぇか」と突っ込んだだろう。
しかし改めて自分の立場を言われて危機感を覚える。
「もしかして、また骸骨女が俺を殺しに来るんじゃ…」
「そうね、今までに彼女の犯行に目撃情報がないみたいだし多分目撃者は殺されるわね」
ヤバい、ヤバい、ヤバい、ヤバい!!
じゃあ今にも骸骨女が俺を狙っているかもしれないって事じゃないか!!
「でも安心して、私が君を守るから」
頭の中で銃弾から俺をかばった彼女の姿が流れた。
俺は彼女の決意を信じる事にした。
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