第一章

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それは文字である。 ダイイングメッセージみたいなものじゃない。 なんだかよく分からない文字なのだ。 未だにどの民族の文字かも分からない。 だからオカルトチックなのだ。 しかも機械で書いたかのようにきれいな字で必ず死体の近くで発見される。 オカルト宗教団体の儀式のような感じである。 こんな不気味な事件が起こるとはこの国はどうなるものか。 そう考えながらハンドルを右に傾けた。 瞬間右手にあったビルの窓が爆発と共に砕けた。
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