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リオン「お疲れ・・・今日の授業はここまで。さっさと寮に帰れよ。あぁ、面倒っ!!」
リオンがそう言うと、教室を出て寮に向かう生徒たち・・・
ミカエルたちは流されるように寮に帰った。
ミカエル「ハァアァァ・・・」
椅子に深々と座ったミカエルは寮の部屋に広がるような大きなため息を付いた。
ティオ「ミカエル様・・・」
ティオはミカエルを心配そうな目で見つめた。
ミカエル「・・・ティオ、『魔導大会』が終わったら休みがあるんだよな?」
ティオ「もちろんです。」
ミカエル「・・・精霊塔に行かないか?」
ティオ「ミカエル様が行く所ならどこへでも・・・」
そう言ったティオは軽く礼をした。
その様子を微笑んで見ていたミカエルはどこか嬉しそうだった。
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